業務のつながりを整えるための提携
Axton Group LTD Japanは、Fluyenta/AK Digitalと商業パートナーシップを締結しました。日本企業の業務プロセス自動化と業務オーケストレーションを支援するため、Axtonの日本側の事業・現場理解と、Fluyentaの技術・経験を組み合わせます。
対象となるのは、一つのシステムだけでは完結しない業務です。取引先登録が複数の承認を必要とする、協力会社の書類が現場と本社を行き来する、購買申請の内容を最後に基幹システムへ転記するといった場面が考えられます。アプリケーションを追加するだけでなく、担当者、情報、例外処理、判断の条件を整理することが必要です。
AxtonとFluyentaの役割
Axtonは、日本側のコミュニケーション、顧客対応、業務ヒアリング、商務面の調整を担います。業務責任者と現在の流れを確認し、改善の対象を整理します。建設・インフラは、Axtonの既存の事業領域と現場の関係性につながる優先分野です。
Fluyentaは、エンタープライズ向けワークフロー技術、システム連携、外部向けポータル、AIを活用した業務オーケストレーションを支えます。本提携で紹介する20年以上の業務自動化の経験は、Fluyentaのものです。Axtonは2018年設立です。Fluyentaの公式会社情報では、AK DigitalおよびRunMyProcessとの関係を説明し、現在のDigitalSuiteとRunMyProcess DigitalSuiteを技術的に異なるプラットフォームとして区別しています。
Axton Group LTD Japan日本企業が検討できること
メール、Excel、手作業の転記に依存する業務について、改善の方法を相談できます。利用可能なインターフェースを確認し、ERP、CRM、既存システム、データベース、SaaSをつなぐ方法を検討します。承認の担当者を定め、必要な情報を次の段階へ渡し、判断の記録を残す流れを設計します。
取引先や協力会社には、権限を限定したポータルを用意する構成が考えられます。AIによる書類の読み取り、分類、要約も、その業務の中に組み込みます。ただし、生成された内容が担当者の確認をそのまま置き換えるわけではありません。誰が出力を確認し、不足や誤りがあった場合にどう対応するかを定義します。
実務例と構成例を区別する
掲載しているサプライヤー登録の例は、複数拠点を持つ組織で電話とメールを使っていた業務に関する、Fluyenta/RunMyProcessの経験に基づきます。情報の提出、確認、管理者承認、構造化された記録、拠点間の状況共有を一つの流れとして整理しています。Axtonの完了案件ではなく、顧客名や数値成果は掲載していません。
建設・協力会社ポータル、購買承認、製造現場の引継ぎは、導入を検討できる業務シナリオとして掲載しています。ヒアリングの際に構成を考えるための例であり、顧客事例ではありません。検討段階の仕組みと実務経験を分けて示すことで、提案内容を適切に評価できるようにしています。
最初の導入範囲を絞る
不要な長期化を避けるため、最初は管理できる一つの業務を対象にします。ローコードによる業務設計と再利用できる連携機能は、導入までの期間を短くする手段になります。ただし、納期は業務範囲、接続先へのアクセス、データ品質、セキュリティ審査、社内承認によって変わります。
最初の相談では、課題と次の検討事項を明確にします。業務フローの整理、インターフェースの確認、受入条件を含む初期導入の計画などが考えられます。導入前には、検証方法、運用責任者、改善を確認する方法も合意する必要があります。
既存の事業領域も継続する
エンタープライズ業務自動化は、AxtonのIT・デジタルシステム領域を強化するものです。建設・インフラ、環境エンジニアリング、サイバーセキュリティ、画像編集の事業も継続します。Webサイト、カスタムシステム、CRM、検索対策も、課題に応じて支援します。複数部門にまたがる課題では、何を構築するかを決める前に、人とシステムの連携を整理します。